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PC基礎

CPUとは?Core i・Core Ultra・Ryzenの見方を初心者向けに解説

CPUの役割から、Core i・Core Ultra・Ryzenなどの名前、コア数、クロック、内蔵GPUまで、PC選びで最初に知っておきたいポイントを初心者向けにやさしく解説します。

シアとリノがCPU、Core i、Core Ultra、Ryzen、コア数、クロック、内蔵GPUを紹介するCPU入門のイラスト

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パソコンのスペック表を見ると、

  • Core i5
  • Core Ultra 7
  • Ryzen 7
  • 8コア
  • 最大5.0GHz

など、CPUの欄だけでもいろいろな名前や数字が並んでいます。

最初は「数字が大きいものを選べばいいのかな?」と思いやすいところですが、CPUはひとつの数字だけで性能を判断しにくいパーツです。

この記事では細かな仕組みを覚えるのではなく、

CPUのスペック表を見たときに、まずどこを確認すればいいのか

を初心者向けに見ていきます。

そもそもCPUって何?

CPUは、パソコンの中で計算や処理を担当するパーツです。

Webブラウザを開く、表計算をする、アプリを動かす、動画を書き出すなど、パソコンで行うさまざまな処理に関わっています。

よく「パソコンの頭脳」と例えられます。

ただし、CPUだけでパソコン全体の速さが決まるわけではありません。

たとえば、

  • 映像や画像の処理にはGPU
  • 複数のアプリを使う余裕にはメモリ
  • データの読み書きにはSSDなどのストレージ

も関わります。

CPUはとても重要なパーツですが、PC全体の中のひとつとして見ることが大切です。

パソコンを構成する他のパーツについては、パソコンは何でできている?主要パーツと役割を初心者向けに解説でまとめています。

IntelとAMD、CPUにはどんな名前がある?

シアとリノがCore i、Core Ultra、RyzenなどCPUの名前と型番の見方を紹介するイラスト画像を大きく見る

一般向けのパソコンでは、IntelとAMDのCPUをよく見かけます。

代表的な名前として、

  • Intel Core iシリーズ
  • Intel Core Ultraシリーズ
  • AMD Ryzenシリーズ

などがあります。

たとえば、

Core i5、Core i7、Core Ultra 5、Core Ultra 7、Ryzen 5、Ryzen 7

といった名前です。

ここで最初に覚えておきたいのは、

「5」「7」「9」だけで性能を決めないこと

です。

同じ「7」という名前でも、発売された時期や製品の種類、デスクトップ向けかノート向けかによって性能は変わります。

Core iとCore Ultra

Intelでは、長く使われてきた

  • Core i3
  • Core i5
  • Core i7
  • Core i9

といったCore iシリーズに加えて、

  • Core Ultra 5
  • Core Ultra 7
  • Core Ultra 9

といった名前のCPUもあります。

そのため現在PCを探していると、Core iとCore Ultraの両方を見かけることがあります。

「Core Ultraだから必ずCore iより速い」

「Core i7とCore Ultra 7なら同じくらい」

という意味ではありません。

まずは名前の一部分ではなく、CPUの製品名全体を見るようにしましょう。

Ryzen

AMDでは、

  • Ryzen 3
  • Ryzen 5
  • Ryzen 7
  • Ryzen 9

などの名前をよく見かけます。

こちらも同じで、

Ryzen 7なら、どのRyzen 5より必ず速い

というわけではありません。

CPUを比較するときは、「Core Ultra 7」「Ryzen 7」といった大まかな名前だけでなく、後ろまで含めた正確な型番を確認することが大切です。

CPUの型番は全部覚えなくていい

CPUには、

Core i5-○○○○ Core Ultra 7 ○○○ Ryzen 7 ○○○○

のように、名前の後ろにも数字や文字が付いています。

この数字や文字には、製品の世代や位置づけ、特徴などを見分けるための情報が含まれています。

ただ、初心者のうちから命名ルールを全部覚える必要はありません。

まずは、

「Core i7」や「Ryzen 7」だけで終わらず、型番全体を確認する

と覚えておけば十分です。

細かな型番の読み方は、CPUを実際に比較するときに少しずつ覚えていけば大丈夫です。

コア数は「何人で仕事するか」

コア数を仕事をする人数、クロックを1人が仕事を進める速さとして説明するイラスト画像を大きく見る

CPUのスペックでよく見るのがコア数です。

コアは、CPUの中で処理を担当する部分です。

ざっくり言えば、コアが多いほど、複数の仕事を分担しやすくなります。

たとえば、

  • 複数のアプリを同時に使う
  • 動画を書き出す
  • 3DCGを処理する
  • 大きなデータを扱う

といった作業では、複数のコアを利用できる場合があります。

そのため、コア数が多いCPUほど、複数の処理や、たくさんのコアを使える作業に強くなりやすいと考えられます。

ただし、コア数が2倍だから、どんな作業でも2倍速くなるわけではありません。

ソフトによって、使えるコア数や処理の仕方が違うためです。

クロックは「1人がどれくらい速く仕事するか」

CPUのスペックには、

3.5GHz 最大5.0GHz

のような数字も書かれています。

これがCPUのクロックです。

クロックは、CPUが処理を進める速さを見るための目安のひとつです。

同じ世代や近い設計のCPUを比べる場合、クロックが高いほど、ひとつひとつの処理を速く進めやすくなります。

ただし、

5GHzのCPUなら、4GHzのCPUより必ず速い

という意味ではありません。

CPUは世代や設計によって、同じクロックでも処理できる量が違うためです。

「最大○GHz」はいつも出ているわけではない

スペック表には「最大5.0GHz」のように、最大クロックが書かれていることがあります。

これは、条件が整ったときにCPUが一時的にクロックを上げて動作できる最大値です。

いつでもすべてのコアが、その速度で動き続けているわけではありません。

CPUの温度や電力、処理の内容などによって実際の動作は変わります。

初心者のうちは、

最大クロック=そのCPUの速さを見るための数字のひとつ

くらいに考えておけば大丈夫です。

内蔵GPUがあるCPUと、ないCPUがある

内蔵GPUと独立GPUの違いをシアとリノが紹介するイラスト画像を大きく見る

CPUには、画面の表示や映像処理を担当するGPU機能が入っている製品があります。

これを内蔵GPU内蔵グラフィックスと呼びます。

内蔵GPUがあれば、別のグラフィックボードを使わなくても画面を表示できるPCを作れる場合があります。

Web閲覧、Office、動画視聴などでは、内蔵GPUで十分なこともあります。

一方で、

  • ゲーム
  • 3DCG
  • GPUを使う動画編集

などでは、より高性能な独立GPUが必要になる場合があります。

そして注意したいのが、すべてのCPUに内蔵GPUがあるわけではないことです。

グラフィックボードを使わないPCを考えている場合は、CPUに内蔵GPUがあるか確認しておきましょう。

デスクトップとノートでは、同じ名前でも違う

デスクトップPC向けCPUとノートPC向けCPUの違いを説明するイラスト画像を大きく見る

デスクトップPCとノートPCでは、CPUの使われ方も違います。

ノートPCでは、

  • 本体の大きさ
  • 冷却
  • 消費電力
  • バッテリー

などとのバランスを取りながらCPUを動かしています。

そのため、

同じCore Ultra 7 同じRyzen 7

という名前でも、デスクトップ向けCPUとノート向けCPUをそのまま同じ性能として比べることはできません。

さらにノートPCでは、同じCPUを搭載していても、本体の冷却や電力設定によって実際の性能が変わる場合があります。

ノートPCを選ぶときは、CPU名だけでなくPC全体として見ることが大切です。

結局、CPUはどう選べばいい?

CPU選びで一番大切なのは、

一番高性能なCPUを探すことではなく、自分の使い方に必要なCPUを選ぶこと

です。

使い方CPUを見るときの考え方
Web・Office・動画視聴CPU性能だけを必要以上に追わなくても十分使える
複数のアプリを同時に使うCPUに加えてメモリ容量も確認
ゲームCPUだけでなくGPUとの組み合わせが重要
写真・動画編集CPU性能やコア数が効きやすい作業もある
動画書き出しなど重い作業多くのコアを使えるソフトでは高性能CPUが役立ちやすい
ノートPCCPUだけでなく冷却・消費電力・バッテリーも確認

CPUだけを見てPCを決めるのではなく、用途に合わせてGPUやメモリ、SSDなどとのバランスを見るようにしましょう。

CPU同士を比べるなら、最後は性能比較を見る

スペック表だけで、CPU同士の実際の性能を完全に判断することはできません。

コア数やクロックが分かればCPUの特徴は見えやすくなりますが、世代や設計が違えば単純には比べられません。

そのためCPUを比較するときは、

  1. 正確な型番を確認する
  2. コア数やクロックを見る
  3. 内蔵GPUなど必要な機能を確認する
  4. 実際の性能比較を見る

という順番で考えると分かりやすくなります。

ベンチマークを見る場合も、ひとつの数字だけではなく、自分が使いたい用途に近いテストを見るのがおすすめです。

最初に見るなら、この4つ

CPUを見るときの4つの確認ポイントとして型番、コア数、クロック、内蔵GPUを示すイラスト画像を大きく見る

CPUの仕様には、ほかにもたくさんの項目があります。

でも、最初からすべて覚える必要はありません。

まずは、

  1. CPUの正確な型番
  2. コア数
  3. クロック
  4. 内蔵GPUの有無

この4つから確認してみましょう。

これだけでも、スペック表を見たときにCPUがどんな製品なのか、かなり分かりやすくなります。

そして実際にCPU同士を選ぶときは、最後に性能比較を確認します。

次はGPUを見てみよう

CPUの役割と基本的な見方が分かったら、次は映像や画像の処理を担当するGPUを見ていきます。

GPUの記事では、

  • 内蔵GPUと独立GPUの違い
  • グラフィックボードとは何か
  • GPUの型番
  • VRAM
  • どんな作業でGPU性能が必要になるのか

などを初心者向けに見ていきます。

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